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AsakaBisyojyoCharacter Laboratory
ガレージキット製作上のちょっと便利な方法を紹介
ここはみなさんの引き出しにあるガレキを作る上でちょっとした便利な方法や、効率的な方法等の情報をお寄せいただきまとめて紹介しちゃおうというコーナーです。
方法の優劣を決める主旨ではありませんので、同じ結果を得る内容でも手法が異なれば載せて行きます。
どの方法を試すかは実際に作業をされる方が取得選択してください。

2007/6/18追加分:
塗装:細いラインの綺麗な引き方


下地処理


スチールウールを使った下地処理
目の細かいスチールウールを使ってパーツをこすって一皮剥く。
モールドや隙間などの奥まった所はスチールウールを小さくちぎった物をピンセットを使って磨く。
表面を荒らしてプライマーやサフの食い付きを良くします。

情報元:猫正宗/三毛八さん


隙間・気泡埋め


タミヤセメント(流し込みタイプ)を使って溶きパテを作る
「タミヤセメントのハケを面相筆代わりに使う」でハケを取ってしまったタミヤセメントの活用法です。
タミヤラッカーパテ(チューブに入ったグレーのやつ)を万年塗料皿などに適量とる。そこへタミヤセメント(流し込みタイプ)をスポイトで数滴差し、好きな粘度に調整する。
安い筆(プラモ屋のレジの横とかにある)でパーツの傷や微細気泡に塗り込む。ラッカーパテと思えないほどに速く固まるのでペーパー等で研磨。

情報元:FiledφField/arimichiさん


アルテコの粉を使った気泡埋め
サフレスにしたい場合はシアノンか「ゼリー状瞬着+アルテコ粉」に頼ることになる思いますが、「ゼリー状瞬着+アルテコ粉」の場合、粉を混ぜた瞬間に硬化が始まるため盛り付ける前に完全硬化してしまうこともしばしばで、かなり扱いにくいのですが
ここでアルテコに付属している「柔軟材」を瞬着の1/10くらいの割合で混ぜてからアルテコ粉を混ぜると硬化を遅らせることが出来、通常のアルテコとほぼ同様の使い方が出来ます。
柔軟材を入れすぎると固まらなくなる場合がありますが、うまく調整すると5分くらいで硬化します。

情報元:無防備都市さん


プラ棒を使った気泡埋め
ピンバイスで空けた穴に瞬着を流し込んで同じ直径のプラ棒を差し込んで埋める。
レジンにも馴染みやすいので成型しやすいのできれいに面が出せます。
薄いパーツの気泡による欠けの修正も楽だそうです。

情報元:小人の王国/紅い石さん


アクリルガッシュを使った気泡埋め
リキテックスのアクリルガッシュ(白)を水である程度薄めて、爪楊枝や筆を使って気泡に流し込む。
大きな気泡には使えないそうですが、完全に乾いた後ならサフを吹いても溶け出すようなことはないそうです。

情報元:匿名希望さん


硬化パウダーを使った隙間埋め
パーツ同士の隙間を摺りあわせる際に、片側に瞬着を多めに盛って(アルテコSSP等の)硬化パウダーをふんだんに(指で触ってくっつかないくらい)ふりかける。
ふりかけたら素早くパーツを合わせて、グッと押し込んで1秒程で離し、数秒後硬化した所で整形して完了。
これだと離型剤(メンターム等)を使わずにポリパテと比べて硬化も早いので作業時間が短縮できます。

情報元:小人の王国/紅い石さん


造型・形成


凹モールドの彫り直し
モールドを彫りなおす部分に沿ってマスキングテープを二枚重ねした物を貼り、それをゲージにして軽く何度もなぞると失敗し難い。
力を入れて一気に彫ろうとすると失敗した時のリカバリが大変ですが、軽くなぞった場合なら少しずれた時でもヤスリがけで消せる可能性があるため。

情報元:Project Nimbus/Nimbusさん


凸モールドの作り直し
モールドを作りなおす部分に沿ってマスキングテープを凸ラインの高さと同じくらいの厚みに重ね貼りし、そこにポリパテを刷り込めば比較的簡単に復活できます。
ポリパテが半硬化状態で一番上のマスキングテープを一枚だけ剥がし、硬化後に軽くヤスリ掛けしてラインに馴染ませてからマスキングテープを全部剥がし、必要に応じてヤスリ掛けして完全に馴染ませてやります。
ポンチで丸く抜いて、薄いボタンを作ったりとか言う具合に、面のモールディングにも応用可能です。

情報元:Project Nimbus/Nimbusさん


サランラップを使ってポリパテを盛る
ポリパテを大きく盛り付ける場合、通常は固めながら少しずつ盛って行きますが、ポリパテをサランラップに乗せてから対象物に付けるようにすると一度に大きく盛り付けることができます。
完全に硬化する前ならラップの上からある程度形を出すことも可能です(ラップを巻き込むような形状にならないよう注意)。

情報元:松かささん


マスキング


丸い模様を塗装する場合
丸い模様等を塗る場合、サークルカッターやポンチを使ってマスキングテープをくり貫くのはかなり一般化した方法だと思ういますが、丸く抜いたマスキングテープを目的の場所に貼ると歪んだりしてキレイに貼れないことがありますが。
その場合、塗装する部分にまずくり抜いた方の丸いテープを貼り、それに合わせるように丸く穴の空いたテープを貼ってから、くり抜いた丸いテープを剥がすときれいにテープを貼ることができます。

情報元:Project Nimbus/Nimbusさん


練り消しを使ったマスキング
マスキングテープやマスキングゾルの代わりに練り消しゴムを使用する。
曲線・曲面のマスキングや複雑な形状のマスキングが容易に行えるため作業効率アップ。

情報元:ミリメートルモデリング/倉本育馬さん


塗装


細いラインの綺麗な引き方
自作デカール用の透明シートやインクジェットプリンター用透明シートを希望の色で塗り、そいつを細切りして貼り付けます。
この方法ならアルプスMDシリーズプリンターが無くても白いラインが作れますよね。

情報元:T/Aさん


隠蔽力の強い白の作り方
普通の白の塗料に粉末パール(白)を直接、多めに混ぜ合わせる。
塗料より分子の大きいパールが混ざることで隠蔽力が格段に上がります。
塗った際の色合いはほんのりパールの光沢のあるマットな純白です。
白サフとかよりも、薄い塗膜で塗りあがるので、塗装の順番上、他の色の上に白を載せなきゃならない場合に便利です。

情報元:小人の王国/紅い石さん


普通の筆をボンドで固めて面相筆を作る
普通の筆をボンドで固めて、その左右をカッターナイフで切り落として補足してからボンドを溶かして使うと自分好みのものが作れる。

情報元:斜壊塵/ひさぎさん


タミヤセメントのハケを面相筆代わりに使う
「タミヤセメント(流し込みタイプ)」のフタについてるハケを面相筆として使用する。
接着剤で使用することを前提に作られているため溶剤への耐性が強く、天然毛ではないので毛足が均一で穂先のまとまりが非常に良く値段も安い(315円)。
フタから引っこ抜いたらシンナーで洗って2mmの真鍮線を差し込めば筆っぽく使えます。

情報元:FiledφField/arimichiさん


タイルを使った試し塗り
試し塗り(吹き)というと白いプラバンに行う物だと思ってましたが、白いタイルを使えば塗った後シンナーで拭き取れば何度でも再利用できて経済的。
タイルはDIYセンターへ行けば10cm四方の物が100円程度で入手できます。

情報元:アセトン/怪屋ハジメさん


爪楊枝を使った微修正
技というほどではないですが、瞳の塗装でコンマ数ミリ単位で余分なところを修正したい場合、筆だとやわらかいためかなり難しいですが、爪楊枝の先にシンナーをつけて軽く修正箇所にあてると結構簡単にほんのちょこっとだけ塗装を削り取ることができます。
爪楊枝は再利用せずすぐに新しい物と交換するようにしましょう。

情報元:萬屋(管理人)


その他


練り消しを使った軸打ち位置合わせ
約1.5mm以上の穴を開ける場合は先ず位置決めしやすい方のパーツに穴をあけ、もう一方のパーツに練り消しをつけます。
次に両方のパーツに練り消しがうまく離れるように水で濡らします。そして両方のパーツをムギュ〜と押し付けます。最後にパーツをゆっくりはがすと穴をあけたところが盛り上がっていますのでその場所をニードル等であたりをつけ、練り消しをはがしてから穴を開ければおしまい。
一方約0.5mm以下の場合(位置決めしにくいアホ毛等)には、小さい方のパーツに先に穴を開け、真鍮線又はピアノ線を先につけます。次に穴をあける付近に練り消しをつけます。すると、練り消しにくっついて仮止めが出来るようになりますので、納得に行く場所に穴をあけることが出来ます。

情報元:F-14D TOMCATさん


マスキングテープの糊残りの処理
マスキングテープを剥した際に時折、キット側に付着するテープの糊はエナメルシンナー含ませた綿棒やティッシュを使えば、造作もなく落とせて拭き取れます。
同じ様に、巻いてあるテープの側面に噛んだ埃も上記の方法で落とせます。テープ自体の粘着力は落ちません。
ケースが無くて埃を咬みがちなアイズの細切りテープもコレで安心して使えます。

情報元:小人の王国/紅い石さん


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